本コースは、2020年開始の新?家庭医療専門研修プログラムの承認も受け、専門医機構の総合診療専門医を基盤として、国際?準の質の?い総合診療医/家庭医を養成します。
新?家庭医療プログラムとは…
- プライマリ?ケア診療、組織管理、地域に根ざした学術活動の基盤を身に付け、地域プライマリ?ケアのリーダーシップを発揮できる人材を養成
- 世界家庭医機構:WONCAの提唱する国際的なプログラム認証システムと連携して、世界標準の質保証を目指す
- 総合診療専門研修で修得すべき7つの資質?能力を実践できる資質を獲得し、さらに「多疾患併存(multimorbidity)のケア」「複雑?困難事例への対応」など家庭医療専門医に必要な項目を追加。
研修期間
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総合診療専門医を取得することを前提に、24ヵ月以上の家庭医療専門研修を行います。
連動プログラム
総合診療専門研修と同時または1年後に登録
(最短4年で取得)
単独プログラム
総合診療専門研修(3年間)修了後に登録
家庭医療専門研修Ⅰ(診療所?小病院中心)12ヶ月以上、家庭医療専門研修Ⅱ 6ヶ月以上 合計 24ヶ月以上(新家庭医療専門研修プログラム細則参照)
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2017年以前に臨床研修を修了した者は、日本専門医機構認定総合診療専門医を取得しなくても新制度の家庭医療専門研修を修了すれば家庭医療専門医の認定審査を受けることができます。*
*一般社団法人日本プライマリ?ケア連合学会専門医?認定医認定制度要綱(2023.11現在)
研修環境
- 症例経験:領域別の経験すべき疾患、病態、ヘルスプロモーション、地域活動やマネジメント等。
研修施設の条件として、施設単位の症例数、経験できる症例数を定めた。
- 学習環境:
- 指導医との実施すべき研修内容と指導体制の確保、日々の指導と振り返り
- チューターとの研修の振り返りとポートフォリオ作成支援(1回以上/月)
- 栃?県内他プログラムと合同でポートフォリオ発表会(3回/年)、ポートフォリオ合 宿(1回/年)およびGIMカンファランス(随時)
- 研修報告会(学内2回/年)、教育カンファレンス
- Off The Job Training(学会指定のセミナー?研修会?e-learningを受講)
- 指導医の質の確保:指導医養成講習会(2回/年)、評価者会議(1回/年)、プログラム責任者会議
研修評価
- 形成的評価:専攻医の成長を促すための評価とフィードバック
- 研修内容評価のための研修手帳の確認(1回以上/月):研修すべき症例?病態?手技の確認、ポートフォリオ指導、到達度の自己評価、指導医との振り返りの記録
- 臨床能力評価(Mini-CEXをもちいて)、自己評価(SEAをもちいて)
- 年次報告作成(1年の進捗状況の確認と評価)
- 総括的評価:ポートフォリオ:経験と省察の記録(16領域)
(総合診療専門研修で作成したポートフォリオは新?家庭医療専門研修と重複領域で共用可能)
研修先
- 基幹病院:自治医科大学附属病院
- 家庭医療専門研修医療機関
家庭医療専門研修Ⅰ |
岩手県 一関市国民健康保険藤沢病院 |
秋田県 市立大森病院 |
茨城県 石岡第一病院 |
栃木県 栗山診療所 |
栃木県 湯西川診療所 |
栃木県 飛駒診療所 |
栃木県 日光市民病院 |
新潟県 湯沢町保健医療センター |
岐阜県 県北西部地域医療センター国保白鳥病院 |
富山県 かみいち総合病院 |
岡山県 新見市哲西町診療所 |
香川県 綾川町国民健康保険陶病院 |
愛媛県 ?予市?野村診療所 |
家庭医療専門研修Ⅱ |
岩手県 一関市国民健康保険藤沢病院 |
茨城県 常陸大宮済生会病院 |
茨城県 石岡第一病院 |
栃木県 日光市民病院 |
栃木県 那須南病院 |
栃木県 芳賀赤十字病院 |
群馬県 西吾妻福祉病院 |
富山県 かみいち総合病院 |
徳島県 つるぎ町立半田病院 |
香川県 綾川町国民健康保険陶病院 |
当プログラムの特色
- 自治医大卒業生派遣先の先進的な地域医療の取り組みの実績のある医療機関と連携しています。
- 大学病院の利点を生かして、さまざまな学習の機会を提供します。学術活動を支援します。
- 個別の進路目標、研修のステージおよびライフイベントに合せて、プログラムを提供します。