小児科専門医を志す卒業生の皆様へFor Alumni
自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児科では、小児科医を志望する卒業生をサポート致します。
現在当講座には11名の卒業生(岩手14期、鹿児島21期、青森24期、秋田25期、栃木28期、栃木32期、宮崎35期、大分38期、栃木38期、栃木40期、栃木44期)がおり、内5名は小児科専攻医プログラムを研修しています。
小児科専門医制度では、3年の修練期間で広い領域での診療や予防医療、健康指導などの経験が求められます。また、修練期間中のうち6か月以上は基幹施設での研修が必要です。自治医科大学卒業生は義務年限があるため、各都道府県によっては3年で小児科専門医を取得することが難しい場合があります。研修プログラムの休止?中断規定を活用するなどして、修練期間にこだわらず専門医を取得することが現実的です。小児科医になるキャリアパスがある都道府県の先生は、都道府県の方針に従って手続きを進めていただきます。義務年限内に小児科の派遣先病院がある場合、その病院の所属する基幹施設の研修プログラムに登録することが可能か、基幹施設での研修が可能か等々、問い合わせ確認する必要があります。基幹施設での研修を後期研修として都道府県に認めてもらえるとより良いです。 研修プログラムへ参加できない、あるいは、基幹施設で研修ができない場合には、自治医科大学小児科学にご相談ください。
一方で、自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児科専門医プログラムに登録すると同時に、都道府県の人事に従い派遣先病院で研修することも検討可能です。この場合、派遣先病院と本学で協議?提携を結び、かつ都道府県と交渉する必要があります。当科ではまだ実績がありませんが、外科などでは実績があります。小児科医になるキャリアパスのない都道府県の先生は、早めに下記の問い合わせ先へ相談ください。小児科医として活躍するためのキャリアパスを一緒に考えます。
小児科学教授 小坂 仁
義務年限に関わる小児科専門医取得モデル(例)
例1 | 卒後年数 | 1?2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | 6年目 | 7年目 | 8年目 | 9年目 | 10年目 |
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勤務先 | 初期研修 | 中核病院 専攻医研修 | 中核病院専攻医研修 | 診療所 | 診療所 | 後期研修専攻医研修 | 地域病院? 診療所専門医試験 |
地域病院? 診療所 |
例2 | 卒後年数 | 1?2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | 6年目 | 7年目 | 8年目 | 9年目 | 10年目 |
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勤務先 | 初期研修 | 中核病院 専攻医研修 | 中核病院専攻医研修 | 後期研修専攻医研修 | 診療所専門医試験 | 診療所 | 地域病院? 診療所 |
地域病院? 診療所 |
例3 | 卒後年数 | 1?2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | 6年目 | 7年目 | 8年目 | 9年目 | 10年目 |
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勤務先 | 初期研修 | 中核病院 | 中核病院 | 診療所 | 診療所 | 後期研修専攻医研修 | 地域病院? 診療所 |
地域病院? 診療所 |
基幹施設? 連携施設専攻医研修 |
例4 | 卒後年数 | 1?2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | 6年目 | 7年目 | 8年目 | 9年目 | 10年目 |
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勤務先 | 初期研修 | 中核病院 | 中核病院 | 診療所 | 診療所 | 後期研修 | 地域病院? 診療所 |
地域病院? 診療所 |
基幹施設? 連携施設専攻医研修 |
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