不整脈疾患について
-
はじめに
不整脈疾患とは?
心臓は、収縮してポンプの様に血液を全身に送る役割を担っています。
そしてこの心臓の収縮は、心臓の中を流れる電気により行われています。
心臓には自動的に電気が発生する場所があり(洞結節と言います)、
ここで発生した電気が中継地点(房室結節と言います)を経て、心臓の下端まで流れます。
この電気の流れにより、心臓の筋肉が上から下まで順番に効率良く収縮をしています。
この様な電気の流れが、正しく、また一定間隔で起きることで「正常の脈拍」を作っています。
正常の脈拍を保つことで、体全体も健康な状態を保つことが出来ます。
正しい脈なら体調も快調!
一方、この様な正しい電気の興奮が流れなくなることで起こる脈拍の異常を、不整脈と呼んでいます。
不整脈には正しい電気が流れなくなり、脈が少なくなる徐脈性不整脈と、
余計な電気により多く心臓が収縮してしまう、頻脈性不整脈との二つに分けられます。
不整脈は動悸、ふらつき、息切れなどの原因となります。
場合によっては突然死など、重篤な症状の原因になることもあります。
動悸がする???不整脈かもしれない??
我々自治医科大学附属さいたま医療センター心臓血管センター不整脈チームでは、
この様な不整脈疾患の治療を行い、皆様が快適な生活を維持できる様、日々努めております。